つれづれくまー

徒然なるままに、フリゲ・映画・小説・音楽・アニメ等々

書き損じ

うつら

内容に不備が無いようにざっと見直して送信ボタンを押す。 深夜から明け方近く。足で一押し、椅子のキャスターを回しながら腰を伸ばす。 この時間はとても静かで、人間のにおいもしない。耳の奥にさざ波を聴くほどに静かで。 そんな空っぽの空間も酷使してい…

じゃれ

自分の中に虎を飼っていて、時々爪を研がれる。 闘争心が冷めやらず別個体へ攻撃をしたくなる。 血を、見たくなる。 血を見るのなら匂いが次いで肉を彷彿とさせ 餌という文字で頭が埋め尽くされる。 肉食獣。 実際は雑食であるのだけれど。 戯れに転がってい…

足をすくわれる

夢で見た俺は間抜けな魚だった。間抜けというからには網に捕まり疑似餌に引っかかり。それでもなんとか生き永らえていたのは隣に友人がいたからだ。クロダイの彼女は泳ぎがとても上手く、また博識だった。「いつか大事なものを失うよ」とは救助後のお決まり…