つれづれくまー

徒然なるままに、フリゲ・映画・小説・音楽・アニメ等々

うつら

内容に不備が無いようにざっと見直して送信ボタンを押す。

深夜から明け方近く。足で一押し、椅子のキャスターを回しながら腰を伸ばす。

この時間はとても静かで、人間のにおいもしない。耳の奥にさざ波を聴くほどに静かで。

そんな空っぽの空間も酷使していた頭のせいでパレードの騒音が流れる。

がやがやと群れ、拍打ちのシンバルにうるさいトランペッ、トの、

ガンガンと頭痛が助長されてはっと目を開く。一瞬おちかけていたようだ。

そんなに時間は経っておらず、深夜から明け方近く。

クマがのさばっているだろう目元を揉み、俺は席を立った。